アメリカ生殖医学会の発表
2021年12月14日

2021年のアメリカ生殖医学会で、米国人の精子の質が大幅に低下していることが発表しました。
今回の研究では、アメリカに住む19〜38歳の男性とデンマークに拠点を置く精子バンクから提供された約17万件のサンプルが調査されました。
「射精量」「精子の平均濃度」「運動性」「運動精子の総数」の指標のうち、射精量以外の全てにおいて大幅に低下していることがわかりました。
2017年の西側諸国の男性の精子数が1973年から2011年で50%以上減少したという報告は世界中で波紋を投げかけましたが、今回の報告も大きな注目を浴びています。
精子の質を低下させる原因について、今回の研究チームは明言しておりません。
しかし、いくつかの研究で、環境と生活習慣との関連が示唆されております。
不妊治療に限らず、病気や症状は病院に行けば治るわけではありません。
毎日の生活習慣がとても大切です。